第15章:行動量と知識を、資金で買うという選択肢

ここまで14章にわたって、資金・行動量・知識という3つの武器(第2部)と、それを使ってエリアを見極めるデータの読み方(第3部)を、順を追って整理してきました。ここで一度、立ち止まって確認しておきたいことがあります。

マーケットデータや公開統計から分かるのは、あくまで「エリア全体の傾向」です。諏訪市の例で見たように、来訪者数や競合数、参入余地といった数字は、そのエリアが有望かどうかの大まかな見立てを与えてくれます。しかし、これらの数字は「そのエリアの中の、この特定の物件がどうか」までは教えてくれません。

たとえば、ある物件が本当に許認可を取得できるかどうかは、用途地域や近隣との関係、建物の構造など、個別の事情を確認しなければ分かりません。第13章で見た許認可プレミアム・運営体制プレミアムが、実際にその物件にどこまで乗っているのかも、公開データだけでは判断できません。競合物件の実際の稼働状況や、掲載されている価格が本当に相場なのかも、統計上の数字だけでは見えてこない部分です。良い条件で仕入れられるかどうかは、そのオーナーとの交渉次第という側面もあります。

つまり、このコースで身につけていただいた判断軸は、いわば「地図の読み方」です。地図があれば、どの方向に進むべきかは分かります。どのエリアが空白地帯なのか、どの物件が実は割安なのか、資金・行動量・知識のどれを厚くすればどんな結果が狙えるのか。ここまでの15章で、その地図の読み方そのものは、もうあなたの中に一通り揃っています。

しかし、地図を手にしたあとにも、まだやることは残っています。個別の物件を確認し、相場を裏取りし、条件を交渉する。これらは本来、あなた自身の行動量と知識を使って、一つひとつ埋めていく作業です。第7〜10章で見てきた通り、行動量と知識は、資金がなくても投じられる武器でした。しかし逆に言えば、資金さえあれば、この行動量と知識そのものを、他人から買うこともできます。

ここで思い出してほしいのが、第13章の話です。許認可プレミアムも運営体制プレミアムも、要するに他人がすでに投じた行動量と知識を、資金で買い取るという発想でした。情報収集についても、まったく同じことが言えます。あなたが本来、自分の足と時間を使って埋めるはずだった行動量、そしてエリアを読み解くはずだった知識。この2つを、資金で肩代わりしてもらう、という選択肢です。

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ReINN会員は、まさにこの選択肢を形にしたものです。

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たとえば簡易マーケットレポートや収益シミュレーションは、住所と物件情報を入れるだけで、そのエリアの観光動態、地価の推移、競合物件数、そして収益性が一発で分かります。本来であれば、これらを一つずつ自分の足と時間をかけて調べ、公開データを引っ張り出してきて重ね合わせる必要がありました。それを、ReINNがすでに多数の業者と連携し、分析を積み重ねてきた行動量と知識の蓄積として、ワンタッチで手に入れられるようにしています。

つまりこれは、情報を「提供してもらう」というより、他人がすでに投じた行動量と知識を、月額5,000円で「買う」という感覚に近いものです。地図の読み方は、もうあなたの中にあります。あとは、その先の行動量と知識を、自分の足で埋めるか、それとも資金でショートカットするか。その判断だけです。

▶第4部へ続く(coming soon)

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