民泊代行業者とは、住宅宿泊事業者から委託を受けて、物件の運営管理を行う専門業者のことです。法律上の正式名称は「住宅宿泊管理業者」であり、国土交通大臣の登録が必要です。
家主が物件に不在となる「家主不在型」の民泊では、住宅宿泊事業者は必ず住宅宿泊管理業者に管理業務を委託することが義務付けられています。主な業務内容は、宿泊者への連絡、宿泊施設の清掃、緊急時の駆けつけ対応、宿泊者の衛生管理、外国語による案内、避難経路の提示、騒音防止説明、苦情対応、宿泊者名簿の作成・保存など多岐にわたります。
また、管理業者には24時間の苦情受付体制の整備や宿泊事業者への報告義務が課されており、違反した場合は国土交通大臣による業務改善命令や登録取消の対象となります。オーナーは、管理業者を国交省の公開データベースで確認することができます。

